人事賃金制度のススメ SALARY SYSTEM

1-11 分析結果をまとめ、新人事制度の方向性づけをする

自社の人事賃金制度の現状分析と、これからの方針を整理し、基本方針を設計する。「基本方針書」などを作成し、経営幹部で全体の方向性の確認を行います。

次に具体的改定作業に入りますが、全体のスケジュール表を策定しておくと、プロジェクトの進捗管理ができます。人事制度は大きく4つの制度から構成されて おり、(1)等級制度 (2)賃金制度 (3)退職金制度 (4)評価制度 の順番で制度構築をはかっていきます。これらは密接に連動しており、これを貫く考え方は基本方 針が基礎になるので、最初にしっかりと方針を固めておく必要があります。

これらの制度が構築された後は、各種規程の整備と移行シミュレーションを行い、新制度への移行を行っていきます。この際に、社員への説明会を必ず行い、制度改定の趣旨を十分に理解させておくことが成功のポイントになります。

人事制度改定の流れ