水無月です。東海地方も、梅雨入りをしたようです。湿度が高いので、お昼のお弁当等、食中毒にはくれぐれもご注意ください。弊社は6月1日をもちまして、開業5周年を迎えました。これもひとえに、皆様のご愛顧のおかげと心より御礼申し上げます。今後ともますます精進して参りたいとおもいますので、末永くご指導賜りますようよろしくお願い申し上げます。
1.確定拠出年金
確定拠出年金法等、改正! ~確定拠出年金(DC)が、使いやすく~
→確定拠出年金法等が改正されました。簡易型が創設されたり等、これまでよりも使いやすくなりそうです。
→確定拠出年金(DC)は、企業型と個人型にわかれ、企業型は、退職金制度の一環として導入される企業が多いです。‘自己責任’が原則で、従業員自身が資産の運用をしていく必要があります。
<どこが変わったの?> (主なもの。※()内は開始日)
- 個人型DCへの加入者の拡大(H29.1)
→第3号被保険者、企業年金加入者、公務員等も可能に - DCの拠出規制単位を月→年へ(H40.1)
→月5.5万⇒年66万へ。 - 簡易型DCの創設(2年以内)
→行政手続きを金融機関へ委託可。書類の簡素化。
(※従業員100名以下が対象) - 個人型DCへの小規模事業主掛金納付制度の創設(2年以内)
→事業主も追加拠出可。(※従業員100名以下が対象) - ポータビリティの拡充(2年以内)
→DC⇒DB、中退共⇒企業型DC、DB・企業型DC⇒中退共 - 投資教育の努力義務化(2年以内)
→配慮義務からのランクアップ
2.マイナンバー
マイナンバー、いよいよ開始! ~第10話:法人番号【活用編】~
【概要】
→法人番号は個人番号(マイナンバー)と違い、誰でも自由に利用することができます。このたび国税庁より、「法人番号の利活用」ということで、法人番号の活用方法が紹介されました。
【どうすればいいの?】
<実際の対応>
→国税庁のホームページに「法人番号公表サイト」というサイトがあり、ここに法人名や所在地等を入力すると、法人番号を検索することができます。データのダウンロード等も可能です。
→活用事例としては、①取引先情報等の入力補助による効率化、②売掛金管理等、会計業務の効率化・自動化、③電子商取引での活用、④行政機関での活用例等が紹介されています。
■法人番号と届出書
→今年の年度更新の申告書(‘労働保険保険料申告書’)や、‘労働保険成立届’にも、法人番号を記入する箇所が追加されています。なお、個人の事業所の場合は、13桁すべてに「0」を記入をします。個人番号(マイナンバー)を記入する必要はありません。
今月のトピックス
- 院長、理事長の産業医兼務禁止!~平成29年4月から~
自社の産業医につき、経営上の利益が優先されるおそれがあるとして経営者側の方(理事長、院長、施設長等)を選任することができなくなります。後任の選定等、準備が必要です。
- 年金、今年度は据え置き!~平成28年4月(6月支給分)から~
今年度の年金は、昨年度と同額で据え置きという形になりました。ただし、端数処理の計算方法が‘1円未満を四捨五入’へ変更になったため、円単位で違いが発生する見込みです。