事務所通信 REPORT

事務所通信平成26年4月号

 今月は、ついに名古屋シティマラソンの珍道中をお届けします。スタート地点の名古屋ドームに到着すると、ガチャピン姿の方がいたり、みなさんそれぞれの方向性で大会を楽しんでいました。少し肌寒い中スタートし、流れに身をまかせ、給水所で励まされながら、毎年応援に来てくださっているお客様のご自宅を横目に、なんとか瑞穂陸上競技場にたどりつきました。大会後1週間は、筋肉痛(もはやケガ?)とつきあう毎日になりました・・。温かいご声援、ありがとうございました。

1.ハローワーク求人

3/24 ‘ハローワーク求人ホットライン’開設!~求人票と実際の勤務条件が違うとき!?~

→ 問い合わせの増加を受け、厚生労働省は、求人票の内容と入社後の実際の勤務条件が異なる問題への対策を強化するため、相談窓口として‘ハローワーク求人ホットライン’を開設しました(※通話料は利用者負担)。

→ 勤務条件が異なる例として、以下があげられています。

こんなとき…

  • 面接に行ったら、求人票より低い賃金を提示された
  • 求人票と違う内容の仕事だった
  • 正社員と聞いていたのに非正規社員だった
  • 採用の直前に、求人票にない勤務地を提示された
  • 始業の30分前に出社させられている
  • あり」とあった雇用保険、社会保険に加入していない

→ 通報を受け、労働基準監督署、日本年金機構、消費生活センター等と連携して、事実確認・指導が行われる予定です。

→ 求人票は、求職者からの応募を受けるための勧誘書類で、これ自体が契約書ではありません。とはいえ、急な状況の変更等、万が一勤務内容の変更がある場合には、事前に労働条件明示書等できちんと説明をし、本人の合意を得ることが大切です。

2.労働安全衛生法

労働安全衛生法の改正案、再び国会へ! ~ストレスチェック、受動喫煙の防止他~

→ 胆管がん、精神障害の増加等を受けて、労安衛法の改正案が国会に提出されました。前回廃案時のものに加筆・修正が加えられています。今回は、成立するでしょうか。

【改正法律の概要:おもなもの】

  • ストレスチェック制度の創設
    →医師、保健師等による検査(ストレスチェック)の実施 義務付け(従業員50名未満は当面努力義務
    →実施後、従業員の希望に応じて面接指導を実施。結果をふまえて、作業転換、労働時間短縮等措置を講じること
  • 受動喫煙防止対策の推進
    →実情に応じた適切な措置を講ずること(努力義務)
  • 化学物質管理の見直し
    →特別規則の対象外の化学物質のうち、一定のリスクのあるもの等について、リスクアセスメントを義務付け
  • 規制・届出の見直し等
    →建設物または機械等の新設等を行う場合の事前の計画の届出を廃止

ストレスチェック制度、受動喫煙については、前回案に比べてトーンダウンし、事業主の義務の範囲が狭くなりました。

今月のトピックス

  • 中小企業庁~中小企業のバイブルを公表!~
    中小企業庁が、‘平成26年度中小企業施策利用ガイドブック’を公表しました。
    融資や補助金、再生支援等、中小企業に必要な情報が広範囲に渡って記載されています。
    http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/g_book/h26/index.html
  • 厚生年金基金、特例解散制度の緩和~5年間は解散しやすく!~
    4/1からの特例解散制度の緩和をみこし、すでに1/3以上の基金が解散代行返上等を検討しているという調査結果が、厚生労働省より出されました。