今年は、桜の開花が全国的にすこし遅れているようです。4月になったというのにたしかにまだ肌寒く、ダウンジャケットをクリーニングに出そうかどうか悩ましいところです。とはいえ季節は春。4月は入社式もあり、新しい出会いの機会があふれる季節でもあります。新年度の準備を整えて、心機一転、出会いの予感に心を躍らせています。
労働者派遣、規制強化
改正労働者派遣法、成立!~派遣労働者の保護を強化~
派遣労働者の保護、雇用の安定を図る観点から、労働者派遣法が改正されました。登録型派遣・製造業務派遣の禁止については、今回は見送られています。施行は、公布の日から6ヶ月以内とされています((3)は、施行日から3年経過日から)。
<主な改正点>
(1) | 日雇(日々or30日以内)労働者の労働者派遣禁止 → 一定の要件に該当する場合を除き、派遣禁止。 |
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(2) | 均衡を考慮した待遇の確保等 → 派遣労働者の賃金につき、派遣先労働者との均衡に配慮すること等。 |
(3) | ‘労働契約申込みみなし制度’ 等の創設 → 無許可派遣元から派遣を受ける等違法行為を行った場合、その時点で派遣先から労働契約の申込みをしたものとみなす。 |
有期→無期への転換促進
労働契約法の改正法案、国会へ~有期労働者の雇用安定~
→ 有期労働者の無期への転換を促進し、雇用の安定を図るものです。
< 主な改正点 >
- (1) 有期→無期への転換
5年を超えて反復継続された場合、本人の申込みにより無期契約へ
※6ヶ月のクリーニング特例あり。別段の定めのない場合、従前と同一労働条件。
- (2) ‘雇止め法理’の制定法化
- (3) 有期に伴う不合理な労働条件の禁止
規制が強化されます!
今月のトピックス
- 70歳~74歳被保険者の自己負担、据え置き(平成24年度)
70歳~74歳の健康保険の被保険者の一部負担金(医療機関を受診した際に支払う費用)は、平成24年4月から2割になる予定でした。こちらが、平成24年度も平成23年度と同様に1割負担が継続されることになりました。
新しい有効期限の記載された‘高齢受給者証’は、順次会社宛に発送されます(任意継続者を除く)。
http://www.kyoukaikenpo.or.jp/news/detail.1.94501.html
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労災保険料率変更
4月1日から、雇用保険料率の他、労災保険料率も変更となりました。その他、メリット制の適用要件が改正されたり等、労働保険の年度更新に関する改正点の多い年になっていますので、計算の際はご注意ください。
(※申告期限は、6/1~7/10までです!)
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhoken21/
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/roudouhokenpoint/dl/rousaihokenritu_h24.pdf