新型コロナウイルスが、思わぬ速度で感染の拡大を続けています。名古屋市内では急遽小中高校も春休みまでお休みとなったり、予期せぬ事態が次々と起こっています。在宅勤務が推奨されていますが、パソコンや携帯電話を使わない職種だったり、人がいないとまわらない業種の場合はそうも言っていられません。早く終息するよう、心から祈るばかりです。
1.続)新型コロナウイルス
●新型コロナウイルス、今後の対策! ~‘感染症対策の基本方針’公表~
→新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、政府より今後の方針が打ち出されました。
【感染症対策の基本方針】(主なもの)
■企業への働きかけ
- ・感染者との接触機会を減らすという観点から、発熱等、風邪症状が見られる従業員への休暇取得の勧奨
- ・テレワークや時差出勤の推進
■国民への呼びかけ
- ・手洗い、咳エチケット等、一般的な感染対策を
- ・発熱等、風邪症状が見られる場合の休暇取得、外出の自粛を
■医療体制
- ・外来は、一般の医療機関で診療時間や動線を区分する等の感染対策を講じた上で、感染を疑う患者を受け入れる(透析、産科は除外等、地域で事前協議を)
- ・風邪症状が軽度である場合は、自宅での安静・療養を原則。高齢者や基礎疾患を有する者は早期・適切な受診、
電話による診療等
→医療現場の第一線でご尽力されている皆様には、頭が下がります。手洗い、うがいを徹底するようにしましょう。
2.続)新型コロナウイルス②
●新型コロナウイルス、企業への助成!
~厚生労働省の助成金~
→新型コロナウイルスの影響を受けた際の、助成金です。
【助成金】
◆雇用調整助成金 <特例追加※3月中旬から開始予定>
- ・新型コロナウイルスの影響で事業活動が縮小(受注減、客数減等)し、
休業を余儀なくされ休業手当を支払った、等 - ・休業等開始初日:R2.1.24~R2.7.23
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyufukin/pageL07.html
◆小学校等の臨時休校等に伴う助成金 <新設>
- ・新型コロナウイルスに感染したおそれのある子や臨時休校となった子の親に、
有給休暇とは別の特別有給(賃金支給)で休ませた - ・取得期間:R2.2.27~R2.3.31
https://www.mhlw.go.jp/content/000605827.pdf
◆時間外労働等改善助成金 <特例追加>
- ・テレワークや特別休暇の新設
- ・実施期間:R2.2.17~R2.5.31
→この他、経済産業省からも、資金繰り、設備投資・販路開拓等、各種支援策が打ち出されています。
https://www.meti.go.jp/covid-19/index.html#00
今月のトピックス
- 健康保険・介護保険料率変更!~R2.3から~
愛知は健康保険9.88%・介護保険1.79%へ、料率が変更になります。給与計算の際は注意しましょう。詳しくは‘健康保険・厚生年金保険の保険料額表’にてご確認ください。
- 雇用保険の高年齢労働者、保険料免除終了!~R2.4.1から~
年度の初め(4/1)に64歳以上の高年齢労働者は、これまでは本人負担は0円でした。4月からこの免除がなくなり、全被保険者から雇用保険料を徴収する形へ変更になります。