事務所通信

事務所通信平成26年9月号

 そろそろ夏もおわりです。新米が楽しみな季節がやってきました。稲が穂をたれる姿をみると、季節のうつろいを感じます。9/1は、防災の日でした。弊社も避難経路の確認を行いました。避難用具や備蓄品の賞味期限の管理、緊急連絡網の最新化等、いつ起こってもおかしくないといわれている東海地震・東南海地震に備えて、万全の対策をしておきたいものです。

1.長時間労働

人手不足による過重労働!?〜‘すき家’の労働環境改善第三者委員会〜

→ すき家の親会社である(株)ゼンショーホールディングスは、人手不足や採用難による従業員の負担増を受け、労働環境改善に関する第三者委員会を設置しました。

→ 委員会の任務としては、以下の2点があります。

  • すき家の職場労働環境改善の観点から分社化の評価を行うこと
  • すき家の職場労働環境改善に関するその他の提言を行うこと

→ 報告書をみると、以下のような実態があげられています。

  • 退職者数が新規採用者数のほとんどを吸収しており、店舗数の増加に比べて社員数が伸びていない
  • H23.4〜H26.5までの間、残業時間数が社員・クルーともに月160時間超が多数あり(サービス残業を含めるとより時間数が増えるか)
  • 労働基準監督署の是正勧告書数→3年間で64通以上
  • 牛すき鍋大雪の影響も受けより人手不足に 等

→ 原因論として、経営幹部の「24時間、365日営業を金科玉条にした思考停止状態に陥り法令を軽視」したという点があげられています。

→ 危機感を持ち、発言のできる経営幹部の存在が求められます。

2.個人情報保護

個人情報保護等の順守の周知徹底!〜‘ベネッセコーポレーション’と個人情報漏えい〜

→ 経済産業省は、大量の個人情報漏えいを受け、個人情報の取り扱いに関する再度の周知徹底を求めて経済5団体へ要請書を出しました。

【要請書の内容】

  • 社内の安全管理措置
    経営者が率先して、社内の個人情報管理体制を構築
  • 委託先およびその先の事業者の監督
    → 委託先、再委託先(事前承認を)、再々委託先(事前承認を)の安全管理措置が十分か確認
  • 外部からの適正な個人情報の取得
    → 入手方法等の確認。適法な入手が確認できない場合は取引の自粛

→ 個人情報の漏えいは、企業に対する信頼をも揺るがします。
そのため、

  • セキュリティ確保のためのシステム等の整備
  • 社内の責任体制の確保(個人情報保護管理者設置等)
  • 個人情報保護意識徹底のための教育研修(全従業員へ)
  • アクセス権設定、物理的管理、証拠確保

等、きちんとした管理体制の整備が必要です。なお、漏えいのルートとしては内部の関係者から漏れることが多いため、就業規則等、規定の整備も必須になります。

今月のトピックス

  • 最低賃金、そろそろ出そろう!〜10月からの額をチェック〜
    最低賃金の確定額が出そろってきました。愛知:800円(最短10/1〜)、東京888円(最短10/1〜)、岐阜738円(最短10/1〜)、秋田679円(最短10/5〜)の見込みです。
  • 厚生年金の料率アップ!〜H26.9の保険料から変更〜
    給与・賞与から控除する厚生年金保険料の料率が今年もアップしました。給与・賞与計算の際はご注意ください。
    本人負担:8.56% → 8.737%へ
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